健康な体とは?筋力だけでは足りない「動ける体」の考え方を解説
エンジンだけでは車が走らないように、人の体も筋肉だけでは動きません。
「健康のために運動しているのに、思ったような変化を感じられない。」
そんな経験はありませんか。
毎日ウォーキングをしている。
ジムで筋トレも頑張っている。
それなのにすぐ疲れる。
肩こりや腰痛もあまり変わらない。
実は、このような相談は少なくありません。
「筋肉がつけば健康になる」と考えている人が一定数いる気がします。
もちろん筋力は大切です。
でも、健康な体を作るためには、それだけでは足りません。
本当に大切なのは、「動ける体」を作ることです。
今日は、その理由を車に例えながらお話しします。
人の体は車とよく似ている
私は体のことを説明するとき、よく車に例えます。
一見すると、人と車はまったく違うものです。
でも、「エネルギーを作り、それを動きに変える」という大まかな仕組みは、とてもよく似ています。
車はガソリンを燃料にしてエネルギーを生み出し、その力でエンジンが動きます。
そして、その力がタイヤへ伝わることで車は走ります。
人間も同じです。
食べ物を燃料にしてエネルギーを作り、そのエネルギーで筋肉が収縮します。
筋肉が骨を引っ張ることで、私たちは歩いたり、走ったり、立ち上がったりできます。
つまり、人も車も、
「燃料をエネルギーへ変え、そのエネルギーを動きへ変える」
という点では、とてもよく似た仕組みを持っているのです。
エンジンだけでは車は走れません

しかし、車はエンジンだけあれば走るわけではありません。
タイヤがあり、ガソリンがあり、ブレーキがあります。
そして、忘れてはいけないのが運転手です。
どれだけ性能の良い車でも、運転する人がいなければ目的地へはたどり着けませんよね。
私たちの体も同じです。
筋肉だけでは動けません。
呼吸や栄養、関節、神経など、さまざまな仕組みが連携して初めて、人は動くことができます。
健康とは、どこか一つが優れていることではありません。
それぞれの役割がうまく連携し、必要な場面で必要な動きができること。
それが、本当の意味での「動ける体」なのです。
筋肉を鍛えているのに疲れやすくなった理由

以前、あるクライアントから、
「最近、自転車をこぐだけで疲れるんです。」
と相談を受けました。
話を聞くと、ジムではレッグエクステンションばかり行っていました。
レッグエクステンションは、太ももの前側を鍛えるにはとても良いマシンです。
しかし、自転車をこぐときは、お尻や太ももの裏、体幹など、全身が協力して働きます。
その方は、太ももの前だけに頼る動きが身についてしまっていたのです。
筋肉は鍛えられていました。
でも、「動き方」は鍛えられていませんでした。
「筋肉が強いこと」と「動けること」は同じではないのです。
筋肉は、動くための大切な部品です。
でも、それだけでは十分ではありません。
筋肉が多い人ほど動けるとは限りません

私のボディビルダーの友人の話をさせて下さい。
もうすごい身体をしてるんです。
でも、一緒に階段を上ると、
「フーフー。」
と息があがりやすいんです。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ボディビルは、筋肉を大きく、美しく見せる競技です。
一方で、日常生活を快適に過ごすために必要な能力とは少し違います。
筋肉はある。
でも多すぎるから逆に重い。
目的が違うんです。
スーパーへ行くのにスーパーカーはいらない

近所のスーパーへ牛乳を買いに行くために、F1のスーパーカで出かける人はいませんよね。
F1のスーパーカー最高性能です。
でも、その性能を発揮できるのはサーキットだけです。
日常生活なら、軽自動車のほうがずっと便利でしょう。
身体においても
多くの人が目指したいのは、
大きな筋肉ではなく、
疲れにくく、
よく動けて、
好きなことを長く楽しめる体ではないでしょうか。
だから私は、
「どんな体になりたいですか?」
だけではなく、
「その体になったら、何をしたいですか?」
と質問します。
目標が変われば、必要なトレーニングも変わります。
健康とは「動ける体」である
筋トレは、とても大切です。
でも、それは「動ける体」を作るための一つの要素にすぎません。
私が考える「動ける体」には、大きく7つの要素があります。
筋力(力を発揮する)
持久力(動き続ける)
可動性(関節が必要な範囲で動く)
感覚と運動の協調(体の位置を感じ取り、思い通りに動かす)
栄養・代謝(エネルギーを作る)
呼吸・循環(酸素や栄養を全身へ届ける)
回復力(睡眠や休養で体を整える)
どれか一つだけ優れていても、十分とは言えません。
車がエンジンだけでは走れないように、人も一つの能力だけでは快適に動けません。
それぞれがバランスよく働いてこそ、本当の意味での「動ける体」になります。
あなたは、どんな体を目指しますか?
モテモテになりたい。
孫と遊びたい。
マラソンを完走したい。
リタイヤしても旅行を楽しみたい。
人によって答えは違います。
でも、その目的が決まれば、本当に必要な運動も見えてきます。
「どんな運動をするか。」
その前に、
「どんな人生を送りたいか。」
そこから考えてみると、健康づくりはもっと楽しくなります。
次回からは、「動ける体」を支える7つの要素について、一つずつ分かりやすくお話ししていきます。
あなたは、どんな体で、これから何を楽しみたいですか?
ぜひコメントで教えてください。
お読みいただきありがとうございました!
人生豊かに過ごすためのコツについて
パーソナルトレーナー目線で
「難しいことを、できるだけシンプルに」発信しています。
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納得です!
わたしは、一生自分の足で歩ける体を今から作っていたいなって思ってます。
あえて、運動する時間は取れてないのですが、なるべく階段を使ったり、ちょっと先まで歩いたりを心がけるようにしています!
とても、わかりやすいです♡どこにも痛みが出ず、しなやかに動ける身体が理想です♪軽やかに走れる身体にも戻りたいですー!